ミネルバのふくろうは黄昏に飛び立つ

投資歴15年雑食系投資家の投資日記

2020年 株式市場に大暴落は来るのか?

・2020年に大暴落は来るのか?

・大暴落が来た際の対処の仕方

これらについて考えてみたいと思います

 

2020年大暴落が来るといわれる理由

 

①株式市場10年周期説

 

2000年のITバブル崩壊。2008年のリーマンショックと、株式市場はおおむね10年程度で大きな暴落を迎えてきました。

リーマンショックからすでに10年以上大きな暴落もなく株式市場、特に米国株はひたすら上がり続けてきました。

そろそろ大きな調整を迎えるだろうというのが10年周期説の根拠となります。

 

②逆イールドカーブの発生

2019年8月14日アメリカで10年債利回りが2年債利回りを下回りました。

普通に考えて10年間貸すほうが2年貸すよりも利率を大きくしたいところですが

2年の短期債の利回りのほうが大きくなってしまったという現象です。

なぜ逆イールドが起きるのかというのは長くなるので今回は省略しますが、

極めて稀な逆イールド減少が今回起きてしまったというのが事実です。

では逆イールドが発生するとどうなるとかというと、逆イールド発生から1~2年後に

リセッション(景気後退期)に入るといわれています。

的中率はここ30年でいうとほぼ100%です。

前回はリーマンショック直前の2007年に起きていて今回12年ぶり。

ITバブル崩壊湾岸戦争の前にも逆イールドは発生しています。

 

ちなみに同日イギリスでも2年債と10年債の逆イールドが発生しています。

 

③バフェット指数がピークを示している

バフェット指数とは「その国の株式時価総額の合計÷その国のGDP×100」

簡単に言うと国の生産力に対して株価が高いのか、安いのかを示す指数で、

100が標準でそれよりも低ければ割安、高ければ割高と一般的に判断されます。

2000年ITバブル絶頂期で145のところ2018年以降ずっと130~150辺りをうろうろしています。

現在の株価は割高でいつ暴落してもおかしくない、と言われています。

 

④その他

・長引く米中貿易摩擦

・ウォーレンバフェットが過去最大のキャッシュポジション

等々、暴落の予兆は各方面から指摘されています。

 

暴落は果たして本当に来るのか?

いろいろと暴落が起こるであろう理由を書きましたが、実は今に限らず

いつもネガティブな材料はあるんです。

2015年に2016年にも2017年にも2018年にも相場は天井だと言われ続けてきました。

要は誰もいつ暴落が来るかなんてわからないんです

地震予知と同じでいつも誰かが大地震が来る!と言っていて、

実際に大地震が来た時もたまたま誰かが言っていた。というだけのことです。

 

私自身は逆イールドと暴落の相関関係を認めているので、1~2年の間に暴落は

来る、と考えています。

 

暴落にどのように備えるのか?

 

暴落が来るかもしれない、と判断した時の行動としては

①そろそろ天井っぽいので一旦手仕舞いをする。

②今まで通りドルコスト平均法で淡々と積み立てを続ける。

③追加投資はし続けるけど購入額を減らす。

④新規購入はしないど持ち株はホールドし続ける。

⑤逆指値を入れつつ上値を追いかける。

 

といった対応になるかと思います。

 

私自身は暴落は来るとは思うけど、いつになるかわからないし、

今後さらに株価が上昇し、暴落が来ても今の株価より下がらなかった、といったことも

考えられるので

ETFについては②淡々と積み立てる

個別株については③購入額を減らす

で対応しています。

上がり続けた場合の機会損失は避けたいし、暴落時に全力投資していたなんて状況も

避けたい。半身の受け身といったところです。

 

暴落が来たらどう対応するか?

暴落が来た際は

①早い段階で損切りor利益確定

②じっと耐える

③バーゲンセールなので全力投資

④今まで通り淡々と積み立て

 

といった対応になります。

①「早い段階で損切り」の場合、損切りした後さらに大幅に下がれば的確な行動

 だったということになりますが、損切した時点が底で暴落でもなんでもなかった

 なんてこともよくあります。その場合高値で買い戻すことになります。

②「じっと耐える」インデックス投資や伸び続ける企業の株であれば将来高値を

 更新することもあるでしょう。業績の伸びがいまいちで現在が割高だった場合

 二度と今の株価に戻らない可能性もあります。

 戻るか戻らないかは誰にもわかりません。

③「バーゲンセールなので全力投資」全力投資したらそこは暴落の入り口で、

 そこからさらに1段2段と下げていく、なんてことはよくあります。

 大暴落の底なんて誰にもわかりません。

④「淡々と積み立て」投資対象が適正であればこれが一番確実かもしれませんね。

 大幅な下げがちょっとした調整なのか、暴落の入り口なのか、30%の下落なのか

 40%なのか50%なのかなんて誰にもわかりません。

 淡々と積み立てていれば、上昇し続けた場合も機会損失がなく、下落したときも

 底値付近でそれなりに仕込むことができます。

 我々平凡な投資家は今が高いのか安いのかわからない以上、ただただ愚直に投資

 し続けるのが良いのかもしれません。

 

私自身はETFは淡々と積み立て、個別銘柄は数回に分けて全力買いをしたいと

考えています。

 

まとめ

暴落がいつ来るのか、どの程度の規模なのか、これは誰にもわかりません。

売ったほうがいいのか、耐えたほうがいいのか、

これも結果論でしか正解はわかりません。

我々平凡な個人投資家はどうなってもいいようにいつも半身で構え

上がっても下がっても致命的なダメージを受けないことです。

株式投資は立ち続ければ必ず勝てる投資なのですから

 

 

では