ミネルバのふくろうは黄昏に飛び立つ

投資歴15年雑食系投資家の投資日記

暴落はサラリーマンが富裕層になる数少ないチャンス!

2008年のリーマンショックから11年が過ぎました。

いくつかの調整局面をこなしてアメリカ市場は上がり続けてきましたが、10年チャートで見ればそんな調整ですら誤差に見えるほど一直線の上昇相場です。

永遠に上がり続ける相場はないので、いつかは株価も調整局面を迎えます。

経済サイクル的にそろそろリセッションを迎えるといわれている今、一般のサラリーマンが備えるべきことを考えてみましょう。

 億り人はリーマンショック時に仕込んでいた!?

現在億り人を達成している個人投資家はドルコストで淡々と積み立ててきたインデックス投資家でしょうか?

毎月の生活費を大半を高配当株につぎ込み続けた高配当株投資家でしょうか?

ディフェンシブ銘柄を機械的に買い続けた投資家でしょうか?

 

思うにどのタイプでもありません。

どの投資も教科書的に正しく、優れたマネーリテラシーと投資を続ける胆力が必要ではあるものの再現性の高い投資方法です。

この10年近く続く上昇相場にうまく乗った彼らですら7000万円、5000万円といった具合に富裕層と呼べるレベルには達していません。

著名ブロガーの彼らですらまだまだ及ばないのです。

(すばらしい資産であることに間違いはありませんが・・・)

 

一方、億を超える資産を築いた個人投資家は多数います。

彼らはたまたまか、狙ってかはわかりませんがリーマンショック後のバーゲンセール時に株を大量に仕込んだり、借入をして不動産を仕込んだりした投資家です。

普通のサラリーマンが億り人になるのは暴落時のタイミングを逃さないことが非常に重要となります。

 

暴落時には何が起きるのか?

暴落の事例を確認します。

 

■ITバブル崩壊

2000年~2003年

下落率(SP500)48%

下落期間 2年半

回復期間 4年半(ショック前ピークに株価にドル前)

 

■住宅バブル崩壊サブプライムショック)

2008年~2009年

下落率(SP500)56%

下落期間 1年半

回復期間 4年(ショック前ピークに株価にドル前)

※米国の住宅価格は30%の下落

 

注目すべき点は過去においては株価が半値近く、あるいはそれ以上下落するら暴落が10年に一度程度の頻度で訪れている。底を打った後必ず株価は戻っている。ということです。

高配当株投資をしている方の根拠として、連続増配株は暴落時も配当は下がらない。というものがあります。配当が下がらず株価が半値になれば配当利回りは2倍になります。5%の利回りであれば10%、4%の利回りであれば8%。

実際10%を軽く超える銘柄は多数ありました。そして連続増配株であれば利回りの下限がロックされます。つまり、10%、11%・・・と年々高い利回りがさらに押し上げられていきます。

さらに株価も半値から4年程度で元に戻っていますから、素晴らしい利率の配当をエンジョイしながら、キャピタルゲインでダブルバガーを得ることができたのです。

 

通常時の積み立ては否定するものでなく、私も今も行っていますが、暴落時にはインカムゲインキャピタルゲインで破格のパフォーマンスを得られる銘柄がゴロゴロしているのです。

 

ただし、これは米国市場に限った話です。(サブプライムショック後は日本市場でも同じことがおきていますが)大事なのは過去においては暴落しても必ず株価が元に戻る市場に投資する必要がある、ということです。

 

まとめ

暴落は約10年サイクルで起きている

・直近2回の暴落は半値程度まで売り込まれる

・半値になると2倍の利回りを楽しみながら、二倍の株価上昇を期待できる

・過去においては米国市場では必ず元値にもどり、さらなる上昇をしている

・下落は早く(2年程度)回復はゆっくり(4年程度)

 

日々の投資でゆっくりと資産を増やすことは行いつつ、暴落時のフィーバータイムにまとまった資金を突っ込めるよう、ある程度のキャッシュポジションは残しておく必要があります。毎日階段を登りつつ、10年に一度エレベーターに乗るようなイメージです。エレベーターに乗せる資金がなければ?階段をコツコツ登り続けることしかできません。

暴落はいつ来るかわかりませんから、いつ来ても良いようにいつも「半身」で構えることが重要です。

でも、資産形成を加速したいのなら、ここぞという暴落時には「半身」ではなく「全力」をだせる胆力が必要かもしれません。

 

 暴落前に我々投資家にできること 

 

 自分は暴落が来ない場合の機会損失リスクが怖いので、毎月の積立投資を行いながら個別銘柄の調整時に拾ったり(昨年だと年初のアップル、J&J、3M等)プチ暴落時に積み立てを大目に行ったり(18年末の調整時)していますが、明日、明後日暴落が起きてもよいように、ウォッチリストを常に更新し続けています。

 

暴落時に株価が落ちやすい銘柄、普段欲しくても高すぎて変えない銘柄、過去の暴落時に半端ない利回りを記録した銘柄等、いつでも買えるようにスタンバっています。

 

今年来るか、来年くるか、そんなことはわかりませんが、個人的には1年以内に来てほしい、「おらワクワクすっぞ!」状態です。